経済

【5G】世界が変わる次世代通信規格 第1章|通信規格の変遷・5Gの基礎

2030年に運用資産額5億円到達を目標にしている”あきひろ”です。

株式投資で大きく資産を拡大させるためには、資金を高い成長性が見込まれる分野・会社へ投じる事が重要になってきます。

“お金が流れていく先”というのは今後我々が進んでいく未来でもあります。

今回は、もう言葉も珍しくなくなった5Gについて記事を書いていきたいと思います。

私がこの「5G」という言葉をいつ初めて聞いたかは忘れましたが、2~3年くらい前だったかと思います。最初は当然「何それ?」状態ですが、少しずつわかってきて、その後テレビでも経済番組でもちょっとずつ色々なところで報じられ、もうだいぶ一般的な言葉になってきました。

でもそれをちゃんと人に説明できるかっていうと、なかなかぼんやりしている所もあるので改めてしっかりと勉強してみました。

やっぱりすごいです、5G。もう世間が一変します。
スマホが出てくる前も、携帯電話が出てくる前も、今考えるとどういう生活してたんだろう、って感じですよね。今はある事が当たり前になってますけど、かつてはそれが無い世界で普通に生活してたわけですよね。それが登場してから、あっと言う間に変わりました。今は慣れてしまっただけですけど、やっぱり登場した時は衝撃的でしたよね。

5Gの到来はそれと同じくらいどころか、それを遥かに超えるくらい変化が起きると言われています。それを3つの記事に分けて説明していきたいと思います。

まず第1章ではこれまでの『通信規格』の変遷、そして5Gの主に挙げられている3つの特徴について記事にしていきます。これで5Gのある程度概略的なところまでは理解できると思います。

 

「5G」の前に、1G〜4Gまでのおさらい

5G。これは「5 Generation」「第5世代」って事ですね。

で、何が「第5」かって事ですね。

これは時代で区切って分類するとわかりやすいです。

1980年代 1G(第1世代):携帯電話
1990年代 2G(第2世代):メール
2000年代 3G(第3世代):情報プラットフォーム
2010年代 4G(第4世代):動画・スマホゲーム
2020年代 5G(第5世代):IoT・自動運転 など

 

【1G】第1世代

まず第1世代、『1G』ってのがあります。
1980年代に「携帯電話」っていうのができました。

「外で電話できる!やったー!」っていう時代ですね。

でも、この頃は当然まだアナログ電波なんです。だから音質とかは悪いわけです。

【2G】第2世代

そこから『2G』思えてますかね。1Gから2Gになった時の事なんて覚えてない人が多いと思います。私も全く記憶に無いです。その時代、私はミニ四駆にしか興味なかったです(笑)

しかしこの2Gの登場で明らかにできる事が変わりました。そう、メールができるようになりました。

 

初期の携帯電話ってめちゃでかいですし、そもそも電話でメールを打つっていう発想がまずなかったですね。

電話が外でできる、しかもメールが打てる。しかもここからデジタルになったので音質もよくなりました。

このあたりからだんだん携帯電話自体も小型化し始めて結構普及し始めましたね。当時中学生でしたけど、一部クラスの早いやつとかは持ち始めていたのが結構衝撃でした。羨望の眼差しってやつです。どこでも電話できるし、しかも電話しなくてもメールで連絡できる。

当時の感覚からすると、そもそも大人の中でもごく一部の仕事で多用する人以外は持たない、っていう、なんか「高級品的な扱い」だったものを同世代の人間が持ち始めたわけですから、子供ながらに時代の凄さを感じましたね。

そう言う意味では、今もそう言う感覚ありますね。もうこの今のネット環境とスマホが普及している時代で既に到達点に達している感すらありますから。

でも時代はすごい、この2Gの後には3Gが来るんですね。

【3G】第3世代

なんかこの第3世代から実際に世間でも「3G」って言われ始めましたよね。少なくとも私はそう言う感覚です。

具体的には、これまでよりもっと多くの情報の交信ができる様になって、それまでのメールの他に“imode”とか“ezweb”とかって言う「情報のプラットフォーム」が見れるようになりました。

imodeも相当な衝撃でしたね。今の時代では、もはや死語になりつつありますが、その当時は凄かった。当時クラスでその言葉が飛び交い始めましたが、私は何の事かさっぱり解りませんでした(笑)

何が凄かったって、それまでは「通信」しかやらなかったところを、「情報の検索」ができるようになったわけですから。

でも重かったですね。

できる事は増えましたけど、画面の動きもギクシャクしていて、ボタンでカチカチカチしてたら「あっいき過ぎた!」みたいになって。
ページが表示されるのも長かったですね。画像も見られる様になったり、新しい機種では動画も見れたりしましたけど、処理にも時間がかかるので、電波の良い場所でも「カッカッカッ」て出てくるあの感じ。電波の悪いところじゃ絶望的ですね。

そのimode様のおかけで出来るようになった事も多いですけど、さらにたくさんデータ扱える様になりたいと言う欲も出てきました。

【4G】第4世代

そして現れました4G。docomoではXiって言いましたよね。その少し前に発売されたデバイスとして注目されたのがソフトバンクから発売された“iPhone3G”でした。

やっぱりアップルはすごいですね。時代を牽引すると言うか、来るべき未来に備えて先に準備をしています。4G対応のデバイスをまだ3Gの段階で準備し、時代が追いつくのを待ちます。

そしていよいよ4Gの時代が来て、スマートフォンで出来る事が爆発的に増えました。

なんだかんだでそれまでは、「スマホって要らなくない?」ていう人多かったですね。

でもやっぱり便利なものは便利で、一度その便利なものを活用するとそれ以前の生活に戻るのは不可能です。

新しいものが登場してすぐのタイミングだと、なんとなく怖いイメージがありますけど、慣れてしまうと関係なくなりますね。

今となってはみんなスマホで動画を見るし、ゲームもしますね。うちの母親でもスマホでYouTube見てますから、もう「みんな見てる」といっていいでしょうね。

動画観賞やゲームが手のひらサイズの機械(っていうか携帯電話)で出来るなんて、かつては想像もできなかったですよね。しかもデータはネットを介してクラウドにあるとか、少なくとも1990年代にスーファミとか初代プレステとかっていうゲームの概念で育った人間にとっては、今の時代で既に衝撃の未来ですわな。

何はともあれ、そういう、いわゆるリッチコンテンツまで扱えるようになったという4G。

 

【5G】第5世代

いよいよ本題の5Gになりました。この5G、このいよいよ到来する近未来を想像できているかできていないかで、次の時代を見越して今どう生きるかが変わってきますね。

4Gの時だって、スマホがこんなに成長する市場になると見越していて行動を起こしていた人が大きな成功を掴んでいるわけで、それは今回の5Gも同じですよね。

当然投資的な観点でいってもここは確実な超優良成長産業。既に将来の成長性を織り込んで期待値で上昇している株もありますけど、長期的に見ればまだまだこれからいくらでも成長していくのは間違いないですよね。

5G、まず知っておくべき3つの特徴があります。

①高速大容量通信

解りやすいので説明不要ですね。とにかく今とは比にならない量と速度で通信が出来る様になります。ここの説明でよく言われる「2時間の映画を3秒でダウンロードできる」凄まじいですね。

②超信頼・低遅延

一方、こっちは言葉だけ見てもイマイチわからないですね。普段馴染みない言葉ですからね。

これまでは例え4G回線使っても、電波の関係で通信制限がかかったり、なかなかページが立ち上がらなかったり、動画見てても固まったりって事が頻繁にありますよね。ですが、こういう事がなくなります。超信頼っていうのはこういう事です。

そして低遅延。意識する事はないかもしれませんが、データ通信なのでやっぱり僅かながら遅れるって事が実際にはあるわけですね。5Gでは全く遅れがなくなります。
実際には、人間では感知できないレベルでの遅れしか発生しないので低遅延なんですね。

③多数同時接続

そして、多数同時接続。

今って1つのWi-Fiに大勢の人が一斉につなげようとすると回線が渋滞して繋げにくくなりますよね。
オフィスとかでも、結構人が多い時なんかは繋がりにくかったりしますし、大きな話で言うと災害の時なんかは正にそうですよね。みんなが一斉にアクセスするので「あ、だめだ、今全然つながらない」とかも絶対あるんですね。
これが多数同時接続が全然OKっていう事になるわけですね。

 

こういった事を実現するために「ビームフォーミング」とか「エッジコンピューティング」とかって言う通信技術が確立された事が大きいんですけど、これらの3つの特徴を持つ5G、その到来を持って世界は大きく変わっていきます。

思えば1Gからの進化、1980年代・1990年代・2000年代・2010年代・2020年代と奇しくも10年スパンで技術革新が起こっていますね。

来る2020年、日本ではようやく実用化される事になるんですね。楽しみ。

 

先行して開始しているアメリカと韓国

ただ実は、2019年4月3日、アメリカと韓国ではもう始まってます。

これは何となく悔しいですよね。先を越されたみたいな。「ずるいよ〜」って感じしますけど。これには事情があります。

アメリカと韓国はとにかく「世界初」というところに拘って、アメリカの企業1社と韓国の企業3社が物凄い熾烈な競争をして、「世界初をとりあえず言いたいから」っていう事で色々と無理しながら世界初に到達したんですね。

しかも5Gで出来る事を全部をやってるかと言うと全然そうじゃないんですね。実はいきなりドーンて全員に始められるわけではないんですね。

準備をして、「このエリアではこのレベルまでできるようになりました」「エリアがここまで広がりました」そんな感じで徐々に5Gに移行していく、って言う形で現実的には変化が起こっていくものなんですね。

一旦とりあえず『5G』といわれる物を始めたことは始めたけど、全然パーフェクトな状況ではないということなんですね。

 

第1章まとめ

振り返れば現代はとんでもなく進化したハイテク社会となりました。

携帯電話がこの世に誕生してから、少しずつ人々の生活は変わり始め、様々な技術開発によって電話は小型化し、できる事がどんどん増えていきました。

それにより、これまでなかったマーケットも生まれ、かつての『贅沢品』は今では『生活必需品』となり、なおも進化を続けています。

第1章ではその進化の変遷と、今まさに人類が駆け上がろうとしている次のステージ『5G』の姿をその特徴をもってザッと概略説明しました。

次の第2章では、この飛躍的に進化を遂げた通信インフラを用いて、ビジネスが実際にどのように変容していくのか、そしてそれにより確実に伸びると言われている市場・業界をピックアップしたいと思います。
ビジネスマン・投資家にとっては非常に関心の高いところだと思いますし、その他の人にとっても随分と興味深い内容だと思います。

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ではまた。